大人の自分と子供の自分

今朝、出掛ける予定の時間が急遽変更になり
30分ほど余裕が生まれて

その時によぎった選択肢↓
①二度寝する
②ゆっくり優雅に身支度する
③少しでいいから絵を描く

20代だったら迷わず①、
30代の最近の私は②を選んでた。
でも今日、③を選んだ。

その時、大人の自分と子供の自分が戦っているのを
初めてハッキリ自覚した。

大人
「ゆっくり身支度した方が
気持ちに余裕できて気分良いでしょう?
今からやっても準備と後片付けの時間考えたら
絵を描くのなんて10分くらいしかないよ。
そんなんやって意味ある?」

子供
「ずっと絵を描けてない、
このチャンス逃したら次いつになるの?
どうしても今日描きたい!
時間は問題じゃないんじゃない?
勝手に時間かかるって思い込んで
トライしてないだけじゃない?
30分の隙間時間にできるって証明できたら
これからもっとできるようになるよね。
会社員なんだから隙間時間にやるしかないんだから。
まとまった時間なんていつとれるのさ。
別に傑作を描こうって言うんじゃないんだから。
今大事なのは少しでも手を動かすことだよ。
手を動かすハードル下げるには
手を動かすことしかないんだから!
作品が意味あるかどうかはその後の話でしょ。
30分あればできるかもしれないよ。
完成しなくても途中まででもいいんだし。
とにかくトライしてみないと何もわからないよ!」

その言い合いがあって、
どっちがワクワクするかって言うと
やっぱ子供の言い分で、
大人の方もしぶしぶ、じゃあやってみるか。
と、絵を描くことになった。

そして、結局身支度はめちゃくちゃバタバタしたけど
ちゃんと時間内に、
アクリル絵の具の絵を1枚完成させることができ
時間ない中で迷うヒマもなく色を選んで
画面に乗せて行くと
直感的に結構気に入るものができた。
迷ってるヒマも、人に気を遣うヒマもなく完成。

このことで、大人も子供も満足した。
大人の方は、決められた時間内に計画を遂行できたこと。
子供の方は、好きな色で遊んで気に入る絵ができたこと。そしてやっと自分の意見を貫くことができたこと。

今までだったらこの二人のやりとりを自覚してなくて
仮に子供っぽい選択をしてしまったら、
ああなんで自分はこんな大変な思いして
バカなことしてんだろ。
って自己嫌悪してたと思う。
そして大人の選択をすべきだったと反省する。
それが安全だから。
自己嫌悪で自分を傷つけることもないし
何より確実で失敗しない選択肢だから。

だけど今日二人の言い分をかなりハッキリ自覚して
お互いに納得した上で行動に移したから
子供の選択でも自己嫌悪することがなく
お互いにそれぞれの得意分野で力を発揮して
お互いが満足行く結果になった。

どっちか片方だけじゃ人生は上手くいかなくて
協力していくということなんだな。

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