なぜ絵なのか

こんにちは。
なぜ私が絵を描きたいと思っているのか
思い出したことを書きます。

最初に絵に魅了されたのはたぶん4〜5才のころに
叔母が描いてくれた女の子の簡単な絵でした。
(幼少期の私にとって叔母は、
家庭内で愛情をもらえない私にとって
唯一いつでも愛情をくれる、安心できる存在でした)

特にすごく上手いみたいなものではなかったのですが、
サラサラとかわいい絵が現れて、
私にとっては魔法のようで
すごくワクワクしたのを思い出しました。
こんな魔法を自分も使えるようになりたい!
という気持ちで
絵を描くことにどハマりしていきました。

その後、小学生のときにセーラームーンなど
漫画の絵を真似して描くことに
夢中になっていた時期があったのですが
父から「絵ばっか描いてないで勉強しなさい」と言われ
普段あまり何も言わない父でしたので
そう言われたことがかなりインパクトがあり
それから私は怒られないように
絵をコソコソ描くようになりました。

だんだん、やましいことをしているような気持ちになっていき
絵なんて描くのはガキくさいみたいな感覚になっていきました。
美術の授業など、与えられたきっかけがない限りは
自主的に描くことはやめていったような気がします。
授業で絵を描くときも、先生から言われて仕方なくやってるだけ、
絵描くなんてダサいやつがやること、みたいな感じで
絵が上手い人を見下した目で見たりして、
絵に夢中になることを自分で回避して防御してきたと思います。

それはたぶん子供のころ傷ついた自分を自分なりに守る方法だったのかもしれません。
だけどなんとなくずっと自分の中に何かしらの表現したい欲求が無意識にあり
限りなく絵に近いけどギリギリセーフで許せると思えるのが
デザイナーという仕事だったのだと思います。

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